初開催となる「湘南&MAMACOフェスタ」の実行委員長を務める 根上 貴子さん 辻堂元町在住 42歳
ママになっても諦めない
○…7月からイベントの舵取り役として、出店者の募集や協賛企業への営業、広報などに奔走している。「子育てで孤独を感じているママが安心できたり、みんなが笑顔になれる楽しいイベントにしたい。あと、家庭を両立させながら、女性でも起業できるってことを伝えられれば」と溌剌と語る。奇しくも、イベント当日は市内小学校の運動会の予備日に当たってしまった。「ほとんどのママ起業家が参加できないことになって、どうしようって」。でも、自身もパワフルなママ起業家。逆境も逆手にとってチャンスに変えるのは得意だ。「メール・SNSで勧誘や告知した結果、「『活動の場を探していた』と言ってくれる人が多くて。ニーズの多さに驚いたし、逆に、新しいつながりが増えて嬉しい」と微笑む。
○…東京都日野市出身。歯科衛生士として働いた後、語学留学のために2年間アメリカへ。帰国後は英会話学校で秘書として着実にキャリアを積むも、「妊娠・出産」という壁にぶち当たった。「妊娠を会社に告げると、『じゃあ、いつ辞める?』と退職に追い込まれた。女性はこうやって社会から追い出されるんだって思い知らされた」
○…子育て中は、何が正しくて悪いのかが分からず不安や孤独になることも多い。しつけなのか、はたまた自分の機嫌で怒っているだけなのか―。そんな時、出合ったのがアロマテラピーだった。「アロマの香りでふっと息が付けたんです」。子育ての傍ら、アロマや耳ツボなどの技術を習得し、今では自身のサロンで多くの女性を癒している。
○…普段は小学生の女児と男児のお母さん。「疲れたなという日は、夜の9時ごろに『蛍の光』を歌って、『本日のお母さん業務は終了しました』『あぁ終わっちゃったよ』って言い合って息抜きするんです」と笑う。最近は準備で疲れ気味だが、「お母さん、頑張ってるもんね」というエールを糧に、今日も走り続ける。
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