1月1日付で(一社)藤沢青年会議所の理事長に就任した 三觜 隆嗣(たかし)さん 羽鳥在住 38歳
行動で未来を切り拓く
○…市内で事業を行う40歳までの経営者を中心に、青少年育成事業などを行う「藤沢青年会議所」。53代目の理事長として1年の活動テーマを「行動」とし、旗振り役を担う。「『自らの行動が新しい時代を切り拓く』ことを身をもって示すことで青少年たちに伝え、一歩踏み出す後押しをしたい」。言葉を一つ一つ選びながら慎重に話す姿は、責任感あるリーダーの風格に満ちている。
○…生まれも育ちも羽鳥。中学校まではサッカーに没頭してきた。父親も青年会議所の元メンバーで、小学生の時には青年会議所主催のサッカー大会に参加者として出場した。社会人となり建設業に就き、およそ10年前に同業の先輩から誘われて青年会議所に入会。得たものは多いという。「業種を問わずポテンシャルの高いメンバーが多く、刺激になることが多い。メンバーのやる気を高め、100%の力を発揮させられるようなリーダーを目指したい」と意気込む。
○…これまでに子どもたちへの農業体験や地元・藤沢の隠れた魅力を紹介するイベント「湘南藤沢たから市」の立ち上げにかかわってきた。また4年前には、白旗神社で恒例となった「子ども豆まき」の初代実行委員長を個人として引き受けるなど、青少年育成にかける想いは強い。そしてここでも言葉数は少なく、自分自身の”行動”で語る性格が窺い知れる。
○…現在は小学生2人の父親として子育ての真っ最中。最近は反抗期が始まったのだろうか、「なかなかコミュニケーションがうまく取れなくて。最近はお風呂も一緒に入らなくなって」と理事長としての硬い表情を少し緩め、苦笑い。青年会議所の事業を「子どもたちの目線になり、自己満足で終わらせない、次につながることをしていきたい」と語るのは、自身も子育てを楽しみ、悩む立場だからこそ。藤沢の、未来を担う子どもたちの将来を見据え、前に進む。
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