全日本女子サッカー選手権大会で県2位となった藤沢清流高校女子サッカー部の主将 小澤 真実さん 石川在住 16歳
成長続ける蹴球ガール
○…出場停止でピッチに立てなかった決勝戦を思い出し、歯を食いしばる。「いつも応援してくれるバックアップメンバーと一緒に行動して、支えてくれるみんなの気持ちが勉強できた」と、ひと回り大きくなったようだ。「競った試合が魅力なんです」と話す。今大会は、ほとんどの試合を1点差でものにしてきた。「自分としては大会を振り返ってみて10点満点中8点」と最後は笑顔を見せ、頬にえくぼをつくった。
○…ポジションはセンターバック。相手のチャンスの芽を摘み取り前線へフィード、フォワードがそれに応え、得点に結びつけるのが清流スタイル。兄の影響で、小学3年のときサッカーに出会う。滝の沢中学校ではバレー部で、高校では「またやろうか迷っていた。知り合いがいて、何となく入部した感じです」。だが1年生の時、応援に回ったことが悔しく「絶対にユニフォーム取ってやろうと」とメキメキ頭角を現した。今年6月から主将に任命され「みんな仲が良いから、注意するのが難しい」と戸惑いながらも、持ち前の人懐っこさで強豪チームを牽引している。
○…学校生活では「打ち上げ部長」。文化祭などのイベントが終わると場所を押さえ、参加者を把握し、クラスメイトを楽しませる企画を率先して立てる。「携帯は手放せません。依存症なんです」。それも友だちが多い証拠だ。将来は体育の先生か保育士になるのが夢。「なでしこのW杯は、朝までずっと観てました」と興奮気味に話すが、「入りたい?」との問いには「えっと、ファンとして応援していたい」。
○…来年は初めて開催されるインターハイを控える。「一つでも上に行きたい」とはっきり答えた。好きな言葉は、いつも監督に言われる「上手いやつが勝つんじゃない、強いやつが勝つんだ」。心身ともに強くなったキャプテン率いる清流は、強い。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
|
<PR>