ミートジャッジング競技の世界大会に出場する 前原 あさみさん 日本大学３年 23歳
食肉見極める女子大生
○…牛や豚の生肉からその質や量を素早く見比べ格付けする競技・ミートジャッジング。全日本学生大会で優勝し、７月９日からオーストラリアで開かれる世界大会へ出場する。日本大会と違い世界大会では、審査に羊肉が追加され、審査種目も増え、より難しくなる。しかも競技は全て英語。そんなハンデを出来るだけ小さくしようと、只今勉強真っ最中。「まずは楽しみたい。あわよくば良い成績を上げられれば」と目を細める。
○…日本大学で畜産を学んでいる。大会は、東京の食肉市場で数本の枝肉を見比べ審査する。なかなか得られない体験と感じ、自ら「やりたい」と申し出た。初出場で優勝。５人が出場した大学別でも、同大の優勝に貢献した。畜産を学ぶことは、漠然と選んだ道だった。「楽しそうだなと選んだら本当に面白かった」と学ぶことが好きなようだ。生産動物に興味を持ち、中でも「牛が好き」とニッコリ。入ったばかりの研究室では、「動物育種学」を学び、主に牛の肉質や能力を高める研究を始めた。
○…宮城県仙台市で、飲食店を営む両親の長女として生まれた。小さい頃から外で遊ぶことが好きで、男の子のようなやんちゃな子だったという。思ったことを真っ直ぐに伝える裏表のない性格は、友人に「一緒にいて楽」「気を遣わなくていい」と言われることも多い。学んでいるのは、食用として飼育されている動物。ちゃんと学ぶことで「興味を持って食と向き合えるようになった」
○…空いている時間は主にアルバイト。マクドナルドで数年働いている。サービスや技術を競うコンテストのカウンター接客部門で全国ベスト32に入ったことも。明るい笑顔が印象的。音楽が好きで、「色っぽくてかっこいい」と表す椎名林檎のファン。世界大会では、周りを驚かす「かっこいい」活躍に期待が集まる。
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