ミス・ユニバース・ジャパン神奈川大会でグランプリに輝いた 高橋 未来（みく）さん 藤沢市出身 23歳
「世界一の美女になる」
○…世界一の美女を決める祭典「ミス・ユニバース」。その日本代表は、都道府県大会で１位に選ばれた代表者で競われる。29日に開かれた県大会でグランプリに輝き、神奈川代表の座を射止めた。審査員からは、外見の美しさだけでなく、内面や振る舞い、スピーチ力などが代表に相応しいと高い評価を得た。「嬉しいと同時にほっとしている。やっとスタート地点に立てた」。憧れの日本代表へ第一歩を踏み出した。
○…８年前、日本人の森理世さんが世界大会優勝に輝いたニュースを見たことがきっかけとなった。海外を舞台に自己表現をする女性の姿が、自身が思い描いていた将来像と合致。「私が進むべき道が決まったという感じだった」と振り返る。思いを胸に21歳で初挑戦するが、結果は１次オーディションで落選。「悔しかった」。自分に何が足りないのか見つめ直し、身体づくりから再挑戦。部屋でもヒールをはき、廊下に取り付けた全人鏡の前でウォーキング技術を磨いた。「私は必ずミス・ユニバースになる」と自身に言い聞かせ、２年間努力を続けた。
○…性格は体育会系。中学ではソフトテニス、高校・大学を通じて７年間はラクロスに打ち込んだ。「世界で勝負したい」「絶対に通過するという気持ちが大切」と、話す言葉からもスポーツ選手のような熱い気持ちが伝わってくる。実際に、大学を卒業して企業に就職したものの、思いを捨てきれず退職しミス・ユニバースに挑戦している。
○…３歳から22歳まで藤沢市で過ごした。自宅は海まで自転車で10分ほど。何かあると海に行って、波が打ち寄せる海岸を眺めながら「ぼーっとしていた」という。大学時代は藤沢駅前の飲食店でアルバイトするなど、地元愛は人一倍だ。日本代表選考は来年３月１日。「簡単なことではないけれど、圧倒的な存在感が見せられるように努力したい」。アスリート顔負けの負けん気に火が付いた。
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