辻堂海岸で毎週金曜日にビーチクリーンを続けている 浜田 直明さん 花の木在住 53歳
金曜日はビーチクリーン
○…毎週金曜日の早朝、辻堂海岸でビーチクリーンを続けている。始めてもうすぐ2年になるが、雨や雪など悪天候の日以外は休んだことがない。「今年は元日が金曜日で、さすがにどうしようか迷ったけれど、やっぱりゴミ拾いに行っちゃったよ」と気さくな笑顔を見せる。
○…藤沢市のビジネス交流会で知り合った仲間から、海岸清掃を手伝ってほしいと頼まれたことがきっかけになった。砂浜に菓子袋や包み紙などの生活ゴミが落ちていることに驚いた。「だって家でゴミ箱に捨てているものが砂浜に落ちてる。違和感というか、あるべきものじゃないよね」。その日拾いきれなかったゴミが気になって、2、3日後に一人で海岸へ。毎日はできないが、週に1度なら続けられると今に至る。家から海岸へは自転車で30分ほど。日の出時間の10分前から始め、朝日を浴びながら1時間ほど活動している。フェイスブックで様子をアップしていると仲間が増えていった。今では多い時で10人ほどの仲間と汗を流す。
○…新潟県の佐渡で生まれ、大和市で育つ。幼い頃から電車好きで、特に白い制服を着て赤い腕章を付けた車掌に憧れた。大学を卒業し、小田急電鉄に就職。夢を叶え車掌となった。3年前に何か新しいことを始めようと、南藤沢に整体院をオープン。人はもちろん、ペットの整体も始めた。所属する商店会でも毎週木曜日に清掃活動を行っている。「ゴミを出すのも拾うのも人。同じ志の仲間が増えると嬉しい」
○…昨年、6日間かけて県内全ての海岸のビーチクリーンに挑戦した。横須賀を出発点に三浦、逗子、茅ヶ崎、平塚…最後は真鶴まで、ゴミ袋とトングを持ち歩き切った。「藤沢の砂浜は綺麗なほう。ビーチクリーンの活動している人も多いし意識が高い」と感じた。「砂浜は素足で歩くもの。どこの海岸でも子どもが安心して遊べるといいね」。大切なことをサラリと言った。
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