6月に行われた水泳の県高校総体で最優秀選手に選ばれた 泉原(いずはら) 凪沙(なぎさ)さん 日本大学藤沢高校1年
成長中、水泳界の星
○…100m背泳ぎと200mバタフライの2種目を制し、デビューを飾った県高校総体でいきなり最優秀賞に輝いた。背泳ぎではベスト記録を更新。一方でバタフライでは狙っていた大会新記録にわずか0・08秒届かず、好記録にもレース後に悔し涙を流した。「最優秀選手は選ばれると思っていなかったのでとてもうれしい。でも、バタフライに関してはまだまだ練習不足」と悔しさを口にする。
○…2歳で母と一緒にベビースイミングでプールデビュー。驚くことに小学校に上がる前に、クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの4種目を泳げるようになっていたという。小学生からクラブの育成コースに入り試合に出場し始めるとぐんぐんと実力を伸ばし、50・100m背泳ぎの学童新記録を更新。スーパー小学生とテレビでも紹介された。昨年の全国中学校大会も2冠を達成し未来を担う星と期待は大きい。
○…練習は週6日、1日2時間強で5〜7千mを泳ぐ。学校が終わると休む間もなく所属クラブへ直行し練習。そんな日々を小学生からずっと続けている。放課後に友達と遊びたいと感じた時期もあったが、今は水泳一筋。「試合で良いタイムが出た時の喜びや、合宿や大会などで選手と出会い、新たに友達の輪が広がっていくことが楽しみ」と話す。意外にも試合ではとても緊張するタイプ。「レース前でも友達と話して気持ちを落ち着かせている」とほほ笑む。
○…目標は、2年後の東京五輪出場。一つひとつの大会で、自己ベストを積み重ねていくのが目標達成に向け自身がすべきこと。今月21日からは関東大会、8月には全国大会が控えている。「一本一本自分のレースをして、優勝したい」。大きな夢へ一歩ずつ階段を上り続ける。
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