全国でも珍しい「産業創造師」の認定を持つ 秋本 英一さん 市内在住 52歳
ゼロから起業を支援
○…起業家を支援し育てる仕事「インキュベーションマネージャー(IM)」。その道で精通すると「産業創造師」に認定される。全国で7人しか持たない貴重な称号。「自分が持っている知識と経験でアドバイスをして事業を生み出す、お手伝いをするのが、僕らの役目」と朗らかに話す。
○…湘南地域の経済活性化のため尽力する(公財)湘南産業振興財団に勤める。これまで、企業に時間貸しするオフィスの管理業務やインターネットのプロバイダー業務などを請け負ってきた。01年に開設した起業支援のためのインキュベートルームでは、立ち上げや運営を任された。「相談を聞くだけでなく、的確なアドバイスができれば」と産業カウンセラーの資格を取得。その後日本大学に2年間通い、経営学の大学院修士過程を修了すると与えられる栄誉ある称号「MBA」も取得した。「今までがむしゃらにやっていた仕事で得た知識は、人の役に立つ知恵になっている」と振り返る。
○…これまで育ててきた企業は150社以上。市の公式マスコットキャラクター「ふじキュン」人気の立役者でもある。絵を描くことが得意な人に応募するよう薦めたり、ふじキュンを3DプリンターやVRの技術を持った企業とコラボさせるなど「プロデューサー」の役割を果たした。「今まで築いてきた人脈をフルに使ってマッチングさせる。それが得意でもあるし、好きでもあるのかな」
○…現在は、同財団が運営するロボット展示施設「ロボテラス」の責任者として日々まい進している。「IMは世話好きの人の仕事。常に相手の喜ぶことは何かなと考えながら行動している。ロボットもその精神を忘れずに盛り上げていけたら」と未来を見据えた。
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