湘南パスポートセンターのセンター長を務める 三ツ橋 利和さん 藤沢市在住 48歳
市民に身近な存在に
○…「神奈川県パスポートセンターと同等以上のサービスを提供することはもちろん、市民にとって身近な存在でありたい」。茅ヶ崎市・藤沢市・寒川町の2市1町をエリアとする湘南パスポートセンターのセンター長に抜擢された。神奈川県内の市町村が、パスポート業務を請け負うのは今回が初めてのこと。センター長という大役に「職員も業務未経験、新しい場所、藤沢市以外の広域エリアを管轄することに、先の見えない不安もあった」と正直な気持ちを吐露する。一方で「新たなことに挑戦できるワクワク感もある。部下がいるやりがいも感じている」といきいきと話す。
○…藤沢市経営企画課主幹との兼任業務。1983年に入庁し、最初に配属された資産税課の印象が強いという。「新しく建った家に行って、その家を評価するんです。こんな仕事を役所がするんだと驚いて」と当時を振り返る。「年間500軒は見たかな。鵠沼の担当になったとき、海に近くて景色がきれいな松が岡に『いつか住みたい』と思った」と懐かしそうに話す。そして10年前、松が岡に念願のマイホームを建てた。「住み心地いいよ」と穏やかな表情を見せる。
○…横浜市戸塚区生まれ。小学5年のとき劇団に入り、東京まで通った。「今でも声が大きいのは、この時の特訓のおかげかな」と笑う。幼いころから何でも挑戦することが好きだった。「劇団も、テレビの影響を受けて、自分でやりたいと思ったから」
○…これまでパスポートセンターの開設準備に追われる日々だったが、1年ほど前からマラソンを始めている。「体力が落ちてきたのを感じて、運動しなくちゃと思って」と苦笑い。昨年は藤沢市民マラソンに出場し、16Kmを完走。「今は16Kmだけど、いつかはフルマラソンを走りたいね」。仕事も趣味も、持ち前のチャレンジ精神で突き進む。
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