宇都宮くちコミ特使を務める 田野 敏明さん 十間坂在住 70歳
愛する故郷に恩返しを
○…栃木県宇都宮市が街をPRしてもらおうと任命している「宇都宮くちコミ特使」の一人。自身は2006年から特派員として活動を始め、その後特使に任命され宇都宮のPRを茅ヶ崎市内などで行っている。「餃子の街で有名ですが、最近はさらに宇都宮城の復元や宇都宮美術館にあるシャガールの絵画など話題性豊かです」と笑顔。
○…生まれも育ちも宇都宮。茅ヶ崎には1978年に越してきた。「ホテルマンをしていて、赴任先の仙台から越してきました。会社の保養所もあり、来るたびに茅ヶ崎はいいなと思っていました」と振り返る。「いつか故郷に恩返しがしたい」と胸に秘め2006年に偶然募集を見かけ、即座に応募した。普段は餃子の写真付き名刺を配り、自身で作成した名物や名所に関するアンケートに記入してもらい、現地の担当者に「生の声」を届けている。また現地にも出向き、街を歩きながら人々の声や雰囲気をPRの材料として役立てる。「『早速、宇都宮に行ってきました』とか『餃子がおいしかった』と言ってもらえると少しは故郷に貢献できたという気持ちになれます」
○…趣味も豊富で茅ヶ崎市内の亀の子道場に通い、大学卒業後から始めた空手を今も継続する。来年の春には6段の昇段試験を控える。また鎌倉のウォーキングサークルや都内の俳句同好会などにも所属している。「週1、2回の活動ではありますが目標をもってやっています。これから先も長く続けていきたいです」
○…ジャズ奏者、渡辺貞夫さんなどの出身地でもあることからジャズやカクテルの街としても知られる宇都宮。「まだまだ知られていない故郷の魅力を多くの方に伝えていきたいです。そして昨年、静岡県浜松市に越されてしまった『餃子日本一』の名を再び、宇都宮に戻したいですね」。今後も愛する故郷のため、そして「誇りある我が街」が「日本一」に返り咲くために地道なPR活動を続けていく。
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