茅ヶ崎市議会の31代目議長に就任した 広瀬 忠夫さん 緑が浜在住 66歳
憧れの街に貢献を
○…「議長に選んで頂いた感謝の気持ちと、やってやろうという強い気持ち」。新議長としての意気込みには、より開かれた議会を見てもらおうという思いがある。「議会の報告会を地域で開催するなどの取り組みを行っていますが、この流れを推進していきたい。重要な課題には市民の方が議会に足を運んで頂いていますが、普段の会議や委員会にも来て欲しいですね。私たちは真剣に議論していますので、ぜひお越しください」
○…高校生まで山梨県甲州市(旧塩山市)で6人兄弟の末っ子として育った。夏は川遊び、冬は田んぼでスケートと活発な自然児が初めて見た湘南は思い出の土地だ。「小学校の修学旅行が江の島と鎌倉だったんです。海沿いを通った時の松林の風景に感動しました。海を実際に見たのも初めてで、みんなで海水を舐めて『本当にしょっぱいよ』なんて驚いた記憶が残っています」
○…都内で就職後、結婚を機に茅ヶ崎へ。大手電機メーカーや出版・書籍、IT業界の社会人経験を経て2003年に市議に当選した。「憧れだったこの茅ヶ崎に何か貢献を、と政治の道を思い立ったのが40代後半。東京の政治家養成塾に働きながら通いました」。若い世代に混じって政治家の心得などをどん欲に吸収していった。「市議になってやりがいのある仕事だなと思いました。自分が住む地域や茅ヶ崎全体の課題などが分かりましたが、だからこそそれらを解決したい使命感が生まれました」
○…今でも時間を見て、野球チームの練習参加やジョギングなどで健康を維持している。ソフトなイメージとは異なるたたき上げの議員が目指すのは質の向上。「私も含め議員みんなで質を高めることで、二元代表制としての存在感を示せると思います。街を良くする条例を議会側から打ち出すような姿勢も見せていきたいです」。活動の軸にあるのはこれからも茅ヶ崎に対する変わらない思いだ。
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