9月14日に茅ヶ崎ラスカでフリーコンサートを行う 平本 祐子さん 浜之郷在住 31歳
オーボエと歩み成長
○…「地元茅ヶ崎でコンサートができるので本当に嬉しい。ショッピングの合間に気軽に聴きにきてもらえたら」。9月14日(土)の午後1時30分からと3時からの2回、茅ヶ崎ラスカ6階サロンで「クラシック オーボエ&ピアノデュオ」を開催する。自身はオーボエを、大学時代の同級生がピアノを演奏。プログラムにはクラシックの他「復活が嬉しくて曲目を追加しました」とサザンオールスターズの曲も予定している。
○…母校である昭和音楽大学で、授業補助などを行う楽奏研究員として勤務する傍ら、コンサートや個人レッスンを行う。「毎日オーボエを追求できる環境で、学生と演奏しながら自分も勉強しています」。クラリネットに似た形状で、気候の影響を受けやすい”繊細な楽器”と言われるオーボエ。「自分まで繊細だと共倒れしてしまうので自然体で向き合っています」と15年以上の”付き合い”で見つけた独自の感覚で練習している。
○…浜之郷で生まれ育つ。鶴嶺中で吹奏楽部入部時に、担当楽器の第2希望に「オーボエ」と記入したのが運命の出会いに。「どんな楽器か知らなかったのですが、担当の先輩がいなくて『練習の時に怒られなくていいかな』と選びました」と笑う。部活の練習が楽しくて仕方がなかったという中学、西浜高時代を経て高校の恩師の勧めで音大に進学。「入学してからが大変。周りの学生に圧倒され、気を引き締めました」。日々オーケストラや室内楽の練習に励み「”繊細”だから演奏し続けても『完成』がなく追及し甲斐がある」と魅力に気付かされたという。
○…「茅ヶ崎が大好きで、小中学校からの友人と今もよく遊びます」。その友人の子どもの姿を見て「親子一緒に気兼ねなく楽しめるコンサートを開きたい」と夢を抱く。「クラシックだからといって、肩ひじ張らずに楽しんでもらいたいです」と、これからもオーボエの哀愁を帯びた美しい音色を追求し続けていく。
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