2014年度茅ヶ崎青年会議所の理事長に就任した 豊岡 勝哉さん 柳島在住 39歳
「恩送り」引き継いで
○…真っ直ぐな瞳で「中身の濃い役職にトライしたかった」と語る姿は誠実そのもの。約90人のメンバーからなる茅ヶ崎青年会議所(JC)の新理事長に就任した。「加入当初の気持ちを常に大切にしています」
○…貴金属の加工職人だった父と母の下、柳島で産声をあげた。通った柳島小を振り返り「当時は平日の浜降祭にみんなが参加できるよう、登校時間が組まれていました」と楽しそう。鎌倉学園高へ進学するまで、毎日のように香川の水泳教室に通い続けた。中島中3年生まで磨かれた泳ぎは、青学大時代にスキューバーダイビングへと新たな楽しみを生んだ。「今でも学生時代の友人と海に行きます。昔は伊豆まで日帰りで行きましたが、今は忙しくて」と現在は司法書士と同JC理事長という二足の草鞋を履く多忙な身だ。
○…ゼミの先輩が働く司法書士事務所で大学中にアルバイトを行い、様々な案件に直面した。「法を駆使して人間の生活が変化するのが興味深かった」と真剣な眼差しで仕事の面白みを話す。その一方で「職人だった父の後ろ姿を見て、手に職をつける仕事にいつしか憧れをもっていたのかもしれないです」と分析する。1999年、司法書士に合格し1カ月の実地研修で「前川司法書士事務所」に配属。同事務所の前川義憲さんの交友関係に感銘し、2007年に同JC加入を決意した。「先輩から受けたことを次世代へ引き継ぐ『恩送り』を大切にしたい」
○…根っからの柳島っ子。その証に「神輿を担ぐときは膝が大事。太ももに疲労感を感じたら、正しい姿勢の証拠」と粋な返答だ。今でも同級生が県外から集まる浜降祭に胸の高鳴りは抑えることができず「申し訳ないけれど、祭りの1日だけはそのことに集中させてほしいですね」と満面の笑み。今年の同JCスローガンは「体張んべえ!我がまちの未来のために!」。熱い柳島の血が交わる今年のJCに期待が高まる。
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