神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2014年12月12日 エリアトップへ

12月23日(火・祝)までカロカロハウスで草木染め・手織り作品を展示している 宇都 遙香さん 東海岸北在住 34歳

公開:2014年12月12日

  • X
  • LINE
  • hatena

染織を丁寧に、身近に

 ○…高校時代の友人の作家とともに開いている今回の二人展。自身は草木染め・手織りのマフラーを、友人はフェルト作品を展示している。そんな手触りの異なる作品が並ぶ展示会の名は「さらりとふわり―ふたつのぬくもり―」。「冬の装いにぴったりの作品を展示します。多くの方に手作りのあたたかみを感じてもらえたら」と穏やかな笑顔。

 ○…「特別に工房を構えたいとは思わないです」という作業場は自宅の台所。「染織を身近なものとしてとらえたい」という思いで自然由来のもののみを使うため、毛糸を染める鍋の横で料理を煮込んでいることも。身近な草木を使い、丁寧に織って仕上がるのは自然な風合いのマフラーだ。

 ○…長野県に生まれ、千葉県を経て父の仕事でオーストリアのウィーンへ。現地の小学校に2年間通い「当たり前と思っていた黒髪を褒められたりして、日本文化の貴重さに気付いた」。帰国後は「日本の学校にはなぜ制服があるのだろう」と疑問や主張を持ちながら進学先を考えている中、「自由の森学園高校」に出会い入学。行動力のある同級生に圧倒され「それまでは自己主張ができる自分に自信があったんですけど、打ち砕かれた気分で」と苦笑い。そんな折美術の授業で、糸を紡ぎマフラーを編む体験をし「一から作っていく感覚が衝撃的で。庭にある草や木に、美しい色が隠れているなんて」。卒業後は草木染めの師匠に師事しながら、夜間は明治大学に通学。「好きなことだから朝から晩までがあっという間。全然疲れなかったです」

 ○…結婚を機に、高校の先輩で学芸員である夫が育った地・茅ヶ崎に居を構えた。花嫁衣装には茜色の大振袖を自ら染織。その茜色は、娘の7歳のお祝いに染織し、贈った着物に受け継がれている。「大人になっても着られるように丁寧に仕立てました」。今後も「ひとつひとつの工程をおろそかにしないで、じっくりと」。変わらぬ姿勢で向き合う。

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

茅ヶ崎版の人物風土記最新6

金子 皓大さん

茅ヶ崎商工会議所青年部(YEG)の2024年度(第41代)会長に就任した

金子 皓大さん

中島在住 41歳

4月26日

奈良 英俊さん

3月19日付けで茅ケ崎警察署長に就任した

奈良 英俊さん

茅ヶ崎市在勤 57歳

4月19日

柴田 智美さん

「星空のスカート」を制作して環境問題を訴える

柴田 智美さん

浜之郷在住

4月12日

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市民文化会館で5月6日、初のホール公演を行う

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市内在住

4月5日

櫻井 貴基さん

第六天神社のほか、市内6神社の宮司に就任した

櫻井 貴基さん

十間坂在住 55歳

3月29日

松浦 治美さん

(公財)かながわ海岸美化財団の代表理事を務める

松浦 治美さん

藤沢市在住 66歳

3月22日

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook