茅ヶ崎商工会議所青年部の会長に就任した 栗栖 浩之さん 本村在住 44歳
マイペースで一歩ずつ
○…人生初のオーダーメイドスーツが2月末に完成。茅ヶ崎商工会議所青年部(YEG)の新会長として、4月から1年間の任期がスタートした。「どこまでできるかわからないけど」と前置きしつつ、「メンバーのことを第一に考えやっていきたい」と会員117人を牽引していく。
○…『縁〜良き出会いの場 それが茅ヶ崎YEG〜』-。青年部の2019年度スローガンをこう据えた。7年前に入会し、年齢も職業も異なる人と出会えたことが自らの糧になったからだ。「湘南祭」の運営サポートや新名物の発案など、街の魅力アップを目指す青年部。そんな集団において、「参加するメンバーが固定化しつつあるので、会員の出席率をあげていきたい」と語る。自身も入会から半年は参加しなかったが、「1回出たら楽しくて。周りと少しずつ仲良くなって」。今年度、青年部のチーム力向上を狙う。
○…トレードマークは”赤のつなぎ”。社長を務める(株)クリスモータースのユニフォームだ。茅ケ崎高校を卒業後、自動車整備の専門学校へ。他社での修行を経て28歳で家業に入った。父からは自らも所属したJC(青年会議所)を薦められたが、拒否し続けた。39歳のとき、その父が急逝。40歳までのJCに1年だけ入会し、父も歩んだ道に足を重ねた。
○…亀、鶏、金魚、錦鯉…。これまで同居してきたメンバーたちだ。今も妻と母に加え、犬とインコ、熱帯魚が家庭をにぎわす。田んぼでザリガニ獲りに明け暮れた少年時代から変わらず、「動植物が好き」と頬を緩める。物欲はなく、毎朝頬張るゆでたまごが大好物だ。
○…そんな青年が新調した紺地に縦縞のスーツ。今年は着る機会が増えそうだが、「今できることを一生懸命やるだけ」。マイペースは変わらない。
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