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茅ヶ崎・寒川 コラム

公開日:2022.05.13

連載Vol.3
世界が切り替わる魔法の言葉

 鍼灸師・カウンセラーの鈴木友紀子さんによる、人生を大きく変えた一言や救われた一言、それにまつわるエピソードと「言葉の持つ力」について紹介する連載コラムです。



気持ちを解いた一言 「どんな卵も、卵は卵」



 はじめての出産をしたEさん。赤ちゃんの発育が他のお子さんと少し違うことに不安でいっぱいになっていました。



 「うまく育てていけるかな?」



 そのことをある人に相談したところ、こんな返事が返ってきたそうです。



 「オムレツでも、目玉焼きでも、卵は卵。ママが望む形とはちょっと違っても、その子が描く形を見守り応援してあげてね」



 その言葉を聞いた瞬間、Eさんのお腹にぐっと力が入り、「そうだ、この先、何があってもこの子はこの子、そのままでいい。この子と一緒に楽しくやっていこう!」と、心に希望が戻ってきたそうです。



 ついつい親が望む形に子どもをはめてしまいたくなりますが、その子その子が持つ創造性を大切に、どんなオリジナル料理が飛び出すのかワクワクしながら、じっくりと待ちたいものです。



 ちなみに、その後、Eさんのお子さんはすくすく育ち、心配していたのも何のその、ママから丸ごとを受け止めてもらいながら、元気に暮らしているそうです。

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