米国最高峰のアメリカンバレエシアター付属専門学校に留学する 庄子 りるさん 浜竹在住 17歳
オペラ座の舞台を夢見て
○…世界中から送られてくるビデオによる審査をくぐり抜け、外国人枠はたった20人という米国最高峰のバレエ学校、アメリカンバレエシアター付属専門学校の入学切符を手にした。「受からないと思っていました。この合格は私の力というよりは周りの人のおかげだと思っています。嬉しいというよりプレッシャーを感じています」と話すが、その落ち着きはらった口ぶりはとても17歳とは思えない。
○…バレエを始めたのは3歳のとき。6つ上の姉が乃羽バレエスクールで学んでいて、姉の舞台を見学に行ったとき、音楽を聴いた瞬間にその場で踊りだしていたという。当然のように姉の後を追って乃羽バレエスクールに入学。バレエ一筋に見えるが、「いやになったことは」と意地悪な質問を投げると、「実は中2のころあきらめかけたこともありました。でも両親や周りの応援があって続けることができました」。そこから本格的にプロを意識するようになった。
○…アレセイア湘南高等学校に通う3年生。普段はおシャレを楽しんだり、友だちと変顔の写真を撮り合ったりするごく普通の17歳だ。「勉強とバレエの両立は大変だけど、学校生活は思いっきり楽しんでいます。友だちにも本当に恵まれています」と話す。家ではよくユーチューブの動画を見ているという。「人の踊りを見て研究したり、アイデアを着想することもあります。学校でもふとした時にバレエのことを考えてしまいます」。バレエとは切っても切れない生活が続く。
○…夢はパリ・オペラ座の舞台に立つこと。「今は英語に慣れるためにディズニー映画を英語の字幕で見たりしています。違う環境になるのですが、不安はそれほどありません」。乃羽バレエでの数々の舞台経験が物怖じしない性格につながっている。7月23、24日には乃羽バレエ団の夏公演にも出演。8月下旬には夢実現に向けてニューヨークへ旅立つことになる。
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