県が管理する下水処理場で今月6日、汚泥に含まれる放射性物質濃度等の測定が行われ、相模川流域右岸処理場(市内四之宮)の汚泥から1kgあたり最大482ベクレルの放射性セシウムと473ベクレルの放射性ヨウ素が、汚泥焼却灰から1kgあたり最大2873ベクレルのセシウムと1177ベクレルのヨウ素が検出された。
測定は、福島県の下水処理場の汚泥等から比較的高濃度の放射性物質が検出されたことを受け実施。茅ヶ崎市柳島と、小田原市西酒匂、同市扇町にある各処理場からも放射性セシウムと放射性ヨウ素が検出されている。
「詳しい原因はわからないが、空気中に飛散したものが雨で地表に落ち流れ出たためではないか」と県土木整備局では分析する。安全基準がないため健康への影響は不明だが、「埋め立て基準の10万ベクレルや、稲の作付け基準となる5000ベクレルと比べても少ないので心配ないと思う」と説明している。
現在、処理場に流れ込む水や放流する水から放射性物質は検出されていない。施設内の空間線量率も0・05マイクロシーベルトとごく微量で、「住民が接することはないので心配ない」としている。
焼却灰はセメントの原料として再利用されているが、現在は搬出を停止している。12日に国より「100ベクレル以下にブレンドすれば問題ない」との方針が打ち出されたことを受け、今後については業者との協議を重ね決定していくとしている。
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>