総合公園 駐車場有料化を検討 2014年度実施を目指す
市総合公園(大原1の1)の駐車場について、市は有料化に向けて検討している。現在、計画を策定しており、2014年度以降の実施を目指している。
同公園内駐車場は4カ所あり、常設約500台分、臨時約500台分の合計約1000台分が収容できる。公園内には複数の施設があるため、Jリーグの試合をはじめ、イベントや大会の開催日などは車での来場者が増え、そのため臨時駐車場を開放しても対応できない場合もあり、周辺道路の渋滞も招いている。また、施設利用者以外の駐車も多くみられる。
市は、自転車や公共交通機関の利用促進、渋滞防止、CO2抑制による環境配慮などの観点から、受益者負担の検討に踏み切ったという。
有料化は、4カ所すべての駐車場が対象となる。駐車料金については、「近隣の公共施設と足並みを揃え、利用者の負担にならないような設定にしたい」と、総合公園担当者は話す。
公園の敷地のほぼ半分は国有地であり、駐車場に該当する部分に関しては市有地の割合が少ないことから、実施までには財務省関東財務局に計画書を提出し、調整する必要がある。同省からは「公園・駐車場の管理費や経費より、収益が上回らないこと」との通告があり、その点を料金設定に反映させるほか、駐車料金を公園の管理費に充てるなどの措置を取るという。
今後は、計画書を同省に提出した後、承認を得られればパブリックコメントを実施し、条例化の手続きを経て駐車場の具体的な整備へと順次進めていく。
市行財政改革推進担当によると、総合公園の有料化検討を受け、市役所本庁舎駐車場、中央図書館や博物館(浅間町)の駐車場についても、2013年度より有料化を検討していくという。図書館及び博物館の駐車場は現在、美術館、青少年会館、教育会館、文化公園の共同駐車場となっており、美術館の駐車場も含めて相合利用できるようになっている。
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