神田小学校との隣接を解消するため、移転整備が検討されていた相模小学校について、金子誠教育長は市議会3月定例会で、「2018年4月の開校を目指している」と、開校時期を明言した。4日、清風クラブの坂間正昭議員の代表質問に答えた。
平塚市は新年度の当初予算案の中で、相模小学校の移転整備に関する事業費を初めて予算化。基本計画の作成委託料として1625万円を計上し、移転を本格的に事業化する。
金子教育長は答弁で、5年後の開校に向けた工程にも言及し、「13年度は(現在教育委員会でまとめている)整備方針をもとにして基本計画を作成し、14・15年度に建築設計、16・17年度に建築工事を予定している」と述べた。
相模小は市内田村で神田小と隣接。通学児童の多く住む大神地区に小学校がないことから、同地区住民から移転の要望が市に寄せられていた。
答弁によれば、市は11年11月、大神地区住民らに対し、同地区で計画中のツインシティ土地区画整理事業で生まれた保留地を取得し、小学校を移転する案を説明。大神公民館の東側周辺を予定地とし、土地区画整理組合の設立準備会に土地取得を要請している。
現在は、地元自治会の関係者や同準備会の役員らで、相模小学校移転プロジェクト会議を立ち上げ、意見、情報交換を進めているという。
ただ、真田地区の土地区画整理事業では、当初1999年度中としていた完了時期が、現在も先行き不透明な状況であることなどから、ツインシティ区画整理事業による用地取得が不確定なまま、移転を先行して事業化することを疑問視する向きもある。市担当課では本紙の取材に対し、「18年開校は地元の要望。それに向けて出来る限りやっていく」と話していた。
ツインシティの土地区画整理事業は、13年度中に土地区画整理組合の設立が認可される見通しで、認可後に事業着手される。
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