パークゴルフ場 昨年度7万5千人が来場 料金値下げで一定の効果
オープン以来利用者数が伸び悩んでいた「湘南ひらつかパークゴルフ場」(吉沢)が、2012年度は7万5千人を超える来場者を記録した。昨年の料金値下げが奏功した形だ。市は、来年度から指定管理者制度の導入を目指しており、民間事業者による自主イベントなどで更なる集客アップを期待している。
パークゴルフ場は、整備費約1億7800万円を投じて2010年10月にオープンした。年齢を問わず楽しめるニュースポーツの1つとして市も普及に努め、1年目は8万人程度の来場者を見込んでいた。しかし実際は約3万2千人の利用にとどまり、11年度も3万人を割り込むなど低迷が続いていた。
市はプレー料金の負担を考慮し、昨年4月に65歳以上の回数券を400円から200円に値下げしたほか、1日券を新たに追加した。結果、12年度の来場者は前年度の約2・6倍となる7万5868人に増えた。
市は来年度から、パークゴルフ場に指定管理者制度を導入し、民間事業者のノウハウを生かした施設運営に転換する。
運営を行う団体は、同所にある土沢多目的広場と土沢野球場の計3施設を一括管理する。事業委託期間は5年間。
3施設の管理費は、主に芝生の維持修繕費として年間2千万円程度という。市スポーツ課は「パークゴルフ場の下には平塚配水池があり、農薬を使用できず管理費の削減は難しい」とし、指定管理者制度導入の目的は経費削減よりも、自主事業の充実や施設PRを通した集客向上という側面が大きいと説明する。
市は、管理運営を希望する団体向けの説明会を8月6日に開き、26日から9月2日まで応募期間を設ける。候補者は指定管理者等選定委員会が選定し、12月議会での指定議決を経て市と協定を結ぶ。
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