平塚工科高等学校社会部が、今月2日・3日に行われた「FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUPソーラーカーレース鈴鹿2013」で4連覇を成し遂げた。同部が出場したクラスでの連覇記録樹立となる。
同校が出場したレースは、太陽光パネルとバッテリーを搭載した車体で、4時間のコース周回数を競う。自己ベストを1周上回る46周で18歳以下の部優勝を飾っただけでなく、社会人クラスの優勝チームも抑えて総合優勝を手にした。
4連覇の陰では、相次ぐマシントラブルにも泣かされた。ベースの車体は初出場した6年前から使用しており、部品の損耗が目立っていたという。
特に手を焼いたのが、大会直前に発生したショックアブソーバーの破損。代替品の発注が間に合わず、エアー式ではなく急きょ調達したバネ式でのセッティングを強いられた。左右で部品が違うためバランスに不安を残したが、レースでは3人のドライバーが技術でカバーした。
決勝後半のドライバーを務めた佐藤雅士部長(3年)は「バッテリーを温存した走りを心がけた。楽しんで走れた」と振り返る。前半を担当した品野隼人さん(2年)は「スタートドライバーとして緊張はあったけれど、優勝できて嬉しい」と話し、この経験を来年に繋げたいという。山崎悠平さん(3年)は、2人とともに予選走行に参加。「いつでも走れるよう心の準備は怠らなかった」と、3人全員で掴んだ4連覇だ。
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