市は、4月1日時点での待機児童数が4年ぶりにゼロを達成したと発表した。市保育課は民間保育所の定員増加や分園の整備による受け入れ枠の増加、入所あっせんの強化などが待機児童数の減少につながったとしている。
4月1日時点での待機児童数は、2011年にゼロを達成して以来、12年が20人、13年が30人、14年が35人と推移してきた。例年3月ごろの待機児童数は200人台に増加することが多く、今年3月1日時点では295人だった。
市は児童の受け入れ体制拡充に向け、今年1月に柳町保育園(平塚)の定員を90人から110人に増加。4月1日には真土すばる保育園の分園(西真土)が定員60人で開所したほか、認定保育所に移行したあゆみ保育園(宮の前)とくまのこ保育園(錦町)で計88人を受け入れる。3月1日に認定こども園の認可を受けた定員40人の柿の実園(下島)を合わせ、市内保育所の定員は208人増加して3483人となった。
市は保育所の定員にとらわれない弾力的な運用を推進するほか、入所希望者に対して開所時間や通園時間の需要を満たす入所先をあっせんするなど、待機児童の継続的な抑制に努めているという。市保育課は「潜在保育士向けの説明会を市内で開催するなど、保育士不足の解消にも取り組みたい」と、ソフト・ハード両面から子育て環境向上にあたりたいと話している。
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