平塚市美術館(西八幡1の3の3)は、市内に工場を持つ株式会社不二家とコラボした企画展「ペコちゃん展」を7月11日(土)〜9月13日(日)に開催する。開館は9時半〜17時まで(7月18日〜8月30日は18時まで)。
展示会は、市内に同社の平塚工場があることが縁で企画された。1950年に誕生してから同社を代表するキャラクターとして親しまれている「ペコちゃん」を、昭和から平成にかけての時代を彩る一つのアイコンとして展示。ペコちゃんから見る昭和の世相、また、ペコちゃんのアートとしての側面を紹介する。
同館はこれまでも、高砂香料工業株式会社など地元企業と組んだ企画展を実施してきた。全国でも、美術館で「ペコちゃん」に特化した企画展は初だという。
「ペコ展」初公開作品も 現代作家に制作依頼
「永遠の6歳」という設定のペコちゃんは、誕生から60余年、世相を反映しながら容貌やファッションを多彩に変化させてきた。
同展では、同社の全面協力を受け、菓子パッケージや倉庫に眠っていた販促物などを出展。販売開始当初のミルキーのパッケージや、1960年代の店頭用ペコちゃん人形などを展示し、昭和から平成までのペコちゃんの変遷をたどる。
また、同展ではペコちゃんの「アート」としての一面にも注目。同社平塚工場で生産されている「ルックチョコレート」のパッケージデザインを手がけた、デザイナーのレイモンド・ローウィや、不二家の店舗設計を手掛けた建築家、アントニン・レーモンドを紹介。
また、現代作家17人がペコちゃんにインスパイアされた作品27点も展示されるという。平塚市博物館からの依頼で、今回の展示のために新たに制作された作品もある。
関連事業として、東京モード学園の協力によるペコちゃんのオリジナル衣裳デザインの展示や、ワークショップ「ミルキーをつくろう!」「ペコちゃんとダンスしよう!」なども開催。ミュージアムショップでは、同社とコラボした「ペコちゃん展」限定商品の販売も予定されている。
観覧料は一般800円、高校・大学生500円で、中学生以下、毎週土曜日の高校生、65歳以上の平塚市民は無料。
問合せは同館【電話】0463・35・2111へ。
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