全国的にも珍しい食用バラの生産に取り組む横田園芸(城所)で、新品種として昨年秋から栽培していた「花菜ローズ」が収穫初年度を迎えた。
花菜ローズは花菜ガーデン(寺田縄)のシンボルローズで、オレンジ色の花びらが特徴だ。生産者の横田敬一さんは、これまでに生産していた白や紫などの既存の食用バラのほかに、新色として2年前から花菜ローズに注目。交渉を重ねて生産にこぎ着けた。
食用とするため、農薬が含まれている親苗から子苗を作る作業を3回ほど繰り返し、化学農薬や化学肥料を使わずに栽培した。ビニールハウスには既存の食用バラの半分ほどの背丈の花菜ローズ100株が、可憐な花を咲かせている。
横田さんによると食用の花菜ローズは「香りが強く、酸味と甘みを程よく備えています」と話し、出荷先での評判も上々という。
初年度は12月末までに、およそ1500輪の収穫を見込んでおり、市内や横浜市などのレストランや菓子店に出荷されるほか、「ばらジャム」としてJA湘南あさつゆ広場で販売される。
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