秋のバラが市内に点在する「名所」で見ごろを迎えている。県立花と緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」(寺田縄)や総合公園(大原)などで、色濃く香り高いバラが10月末頃まで楽しめそうだ。
平塚市は県内有数のバラの生産地。行政も「バラのまちづくり」に力を入れるとして、官民協働でバラの植栽を進めている。市や観光協会が推奨している名所は、平塚駅南口駅前広場(28種108株)や、総合公園(約100品種800株)、八幡山の洋館(85品種220株)、花菜ガーデン(約1130品種、1900株)など。市ホームページには名所を紹介するマップも掲載されている。
市内のバラのあゆみや関連イベントなどを紹介するウェブサイト「平塚のバラ ローゼヒラツカーネ」を運営する星賀典子さん(59)=中原在住=は「秋のバラは姿形も整っていて、香りや色も際立つ」と秋バラの魅力を挙げる。同じく立ち上げたフェイスブックページではバラの手入れに取り組むボランティア団体の活動や、開花状況などにも触れており「たくさんの方が手入れに関わり、見事に咲いたバラです。一輪ずつじっくり見てほしい」と話す。
友好都市の岩手県花巻市から今年1月、宮沢賢治生誕120年を記念して寄贈された、賢治が主治医に送ったとされるバラ(グルス・アン・テプリッツ)も、花菜ガーデンと八幡山の洋館、総合公園で開花した。
花菜ガーデンでは11月3日(木)までローズフェスティバルを開催する。期間中、ローズマーケット(16日まで)や、ガイドツアーも行う。八幡山の洋館では10月22日(土)、23日(日)に「秋のばらフェスタ」を実施。コンサートやバラを用いたカフェが開かれる予定だ。
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>