平塚市は先月28日、2016年〜23年度の市政運営方針を定めた市総合計画「ひらつかネクスト」について、17年度版実施計画を策定したと発表した。17年度版計画では「働きやすい環境づくりに取り組む企業に配慮した入札制度の導入」「小中学校普通教室への空調機設置」を新たな事業に位置付けた。
実施計画は、総合計画で掲げた重点施策(地域経済活性、子育て支援、高齢化社会への対応、安心・安全なまちづくり)などを具体化するために策定する3カ年計画で、取り組むべき事業と事業費を示した「行政運営の設計図」。毎年度の行政評価を踏まえ、1年ごとに見直しが行われている。
17年度版には155事業(3年間総額約525億2千万円)を盛り込んだ。
新たに実施計画に位置付けられたのは、「イクボス宣言」をした事業者への評価項目を取り入れた総合評価方式の入札制度。宣言企業を増やすための取り組みとして導入される。
また、小中学校普通教室への空調機整備は17年度から3年間で取り組む。今年度は、増築工事中のみずほ小学校に導入、18年度に残りの27小学校、19年度に全15中学校に整備する。
防災対策では、昨年度に住宅密集地にある約1万2千戸に配布した感震ブレーカーについて、対象を全戸に広げて設置を呼び掛けるため、一部費用を負担する制度を開始する構え。観光施策では、高浜台交差点から新港へ抜ける新港大浜アクセス道路について、3年間で設計協議や用地協議、関係法手続きに取り組む。ビーチパークでは、17年〜18年度で津波避難施設の設計を進めるとしている。
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