港小学校の4年生が4月27日、リトアニア共和国カウナス市のパネムネ小学校に通う児童とオンライン上で交流した。東京五輪・パラリンピックでは平塚市が同国のホストタウンを務め、両校も2018年からパートナーシップ宣言を交わして交流を続けてきた。画面越しに対面した児童らは、自国の春をテーマに発表しあいながら友情を育んだ。
両校は、東京五輪で平塚市がリトアニアのホストタウンを務めることを契機に、2018年から小学生親善大使(スクールアンバサダー)の受け入れや手紙のやり取りなどを通して交流を継続。五輪後も両国の文化などを理解する機会を作ろうと、平塚市やカウナス市の協力でオンラインによる交流会が企画された。
4年生3クラスと、パネムネ小学校の9歳から10歳までの約40人が参加。港小児童は、柏餅や桜エビなどの食べ物、桜や水仙などの花を例に挙げながら日本の春を紹介し、5月5日のこどもの日には家に兜を飾り、鯉のぼりを掲げる日本独自の風習なども伝えた。
パネムネ小の児童は、春になると鶴やコウノトリなどが越冬先から飛来し、3月はカラス、4月はハトなど、春の月の呼び方に鳥の名前が使われていることなどを発表。5月の第1日曜日には母親に花を贈る習慣があり、イースター(生誕祭)を楽しみにしているといった文化に触れた港小児童は、メモを取りながら理解を深めていた。
質疑応答では、「好きなスポーツは何ですか」「学校は何時から始まりますか」などの質問に答える姿も。参加児童は「リトアニアのことが良く分かって楽しかった」と振り返った。
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