秋の叙勲の受章者が11月3日に内閣府から発令され、瑞宝単光章に泉蔵院(平塚市東八幡)の北村公秀さん(77)が受章した。
北村さんは37歳から39年間、13期にわたり民生・児童委員として行政と連携し、高齢者の見守りや、生活面における仲介役として貢献してきた。昨年役目を全うし、後任に引き継いだ。「どの地域も人手不足で民生委員のなり手がいない。ボランティアなので長く続けるのも難しい。叙勲の受章は、元気に39年間務めあげたことへの褒美になった。人生の励みになる」と笑顔で話す。
北村さんはこれまで民生・児童委員のほかにも、PTA会長や地区社協の会長などを歴任。泉蔵院の住職として働く傍ら、地域活動のボランティア活動にも注力してきた。12人いる八幡地区の民生委員の中で、33年にわたり、地区会長も務めた。「困っている人がいれば、無償で手を差し伸べる。人とのつながりや和合を大切にしてきた」と振り返る。
またなり手不足について北村さんは、「倒れている自転車を起こすくらいの軽い気持ちで、できることをできる範囲で民生・児童委員を引き受けてもらえれば」と話した。
秋の叙勲は厚労省関連では413人が受章、瑞宝単光章は120人が受章している。
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