神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
平塚版 公開:2012年1月12日 エリアトップへ

小中学生の目線で彩る平塚 市観光協会「こどもが選ぶ平塚五百選」

社会

公開:2012年1月12日

  • X
  • LINE
  • hatena

郷土の魅力 観光資源に

 「うちのきんじょにしらすをほすおじさんがいます」「かぎをあけると、川と向こう岸と空が出てとてもきれいです。そこはぼくのお気に入りの場所です」。子どもならではの目線で切り取られた「こどもが選ぶひらつか五百選」が、このほど市観光協会から発表された。

 こどもが選ぶ平塚五百選は、市観光協会の平塚市民観光サポーター情報発信グループが中心となり、日常の何気ない場所や風景、市内の史跡、イベント、身近な人や食べ物など、様々な「平塚のいいところ」を子どもの目線で見つけてもらおうと一昨年の夏に企画された。市教育委員会や教員の協力のもと、市内の小中学生を対象に募集が行われ222の作品が集まった。

 作品は子どもたちの感性で紡がれた言葉や撮られた写真、描かれた絵など形は様々。「我々大人では気づかない視点や、こんな場所があったのかという物がたくさんある」と、同協会の福井寛暉(ひろあき)さんは話す。

 この取組みには観光資源の原石を掘り出し、磨くことでまちの活性化の一助にしようという側面もある。無理に名物を作るのではなく、普段目にする何気ないものこそが「地域の限定品」と捉え、それを観光振興に生かそうという考え方だ。

 案として出ているのが集まった素材をカテゴリー分けしたツアー企画で、例えば神社やチャペルを訪れる「ハッピーデート」、景勝ポイントを巡る「平塚・撮り歩き」、平塚の産業観光に触れる「ものづくりの心を訪ねて」、潮の香りと漁師まちの民話を訪ねる「ぶらり歩き旅」、神社の森や樹木に囲まれた公園を歩く「樹木に囲まれたパワースポット」など。同協会ではこの企画も含め、今回子どもたちが見つけてきた素材をどう磨き、膨らませて発信していくかを検討していくという。

 「究極の目標は”観光の社会化”」と話す福井さん。行政や観光協会が一方的に押し付けるのではなく、市民・行政・観光産業者が三位一体で観光都市を作り上げていく。「住む人がまちの良さを見つけ好きになることで、訪れた人も気持ちよく過ごせる。『住んでよし、訪れてよし』の人情のまちというのも一つの特徴になると思う。この取組みが土台になってくれれば」と展望を語る。

 「こどもが選ぶ平塚五百選」は、市観光協会ホームページ(www.hiratsuka-kankou.com)で公開されている他、1月19日(水)から24日(火)まで、平塚市民プラザで開催される「観光フェスティバル」でも展示される。時間は午前9時から午後6時(最終日は3時)まで。
 

買い物ついでにぜひお立ち寄りください

記念硬貨・金貨・銀貨、古銭など高価査定中!

https://kaitorikinfuji.com/

<PR>

平塚版のローカルニュース最新6

匠建設が60万円寄付

匠建設が60万円寄付

能登半島地震支援で

5月17日

現場の声 大切に

看護週間インタビュー

現場の声 大切に

平塚共済病院看護部長 前田佳美さん

5月16日

新カピバラ「ガンモ」公開

平塚市総合公園

新カピバラ「ガンモ」公開

カッピー「後任」新居で悠々

5月16日

登山家の父 生誕150年偲ぶ

中央図書館

登山家の父 生誕150年偲ぶ

岡野金次郎展 30日まで

5月16日

5月20日に臨時会

平塚市議会

5月20日に臨時会

補正予算など審議

5月16日

柴・丸山ペアが準V

柴・丸山ペアが準V

ビーチバレー平塚大会

5月16日

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

平塚版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

低出生体重児の写真展

低出生体重児の写真展 平塚市社会

茅ヶ崎市役所で13日から

5月13日~5月17日

平塚版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

平塚版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook