ご当地ラップで平塚PR 野間井耀世さん観光特使に
「MC妖精」という名前で、平塚にちなんだラップを歌う野間井耀世(ようせい)さん(平塚農業高校3年)が、平塚市の観光特使に就任した。市は、野間井さんに市制80周年の記念ソング制作を依頼するなど、ラップを通じた観光発信を委ねる。
野間井さんは、10月9日に放送されたTBSテレビ「爆笑学園ナセバナール」に、平塚を題材にしたネタを韻を踏みながらリズミカルに歌う高校生ラッパーとして出演。視聴者の反響を受け、同番組では野間井さんの楽曲制作の模様などを継続的に放送している。
市も番組演出の一環として、野間井さんを「ひらつか観光特使」に任命。平塚の観光PRを依頼するとともに、市制80周年を記念した歌を制作してもらおうと、楽曲で紹介する観光情報などを提供していく。
野間井さんは、先月28日の任命式に出席し、落合克宏市長から観光特使のたすきと名刺を受け取った。落合市長は「番組放送後の反響はすごく、新しい切り口で平塚を紹介してくれていると感じた。多くの人に平塚を好きになってもらえるよう頑張ってほしい」と期待を込めた。野間井さんは「高校生ラッパーとして、学生の視点で平塚の良さをPRしていきたい」と話し、市長の前で即興のラップも披露した。
野間井さんは昨年からラップを始め、活動時は自身の名前を「妖精」に置き換え、ラッパー同士が技量を競う大会などにも出場している。
平塚をテーマにしたラップを歌うようになったのは、「ラップに馴染みのない人にも分かりやすいと思ったから」という。テレビ番組出演時に紹介された楽曲『つーか平塚マジサイコー』には、七夕まつりや囲碁、東海道線、市内飲食店など、平塚に密着した話題がユーモアたっぷりに躍る。
野間井さんは「海や湘南平など、平塚には観光スポットがたくさんある。平塚のことを歌い、ラップの持つ悪いイメージも変えていきたい」と、楽曲制作に向け意気込んでいる。
任命式の様子は12月18日の同番組で紹介される予定。
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