地元若手経営者団体・平塚商工会議所青年部が28日、中小企業がパートナーシップを結ぶことで地元経済を活性化し、地域を盛り上げようという取り組み「ビジネスマッチング交流会」を開催。市内外から100社以上の若手経営者らが集まった。
仕掛け人は、同団体会員でイベント担当を務める相山洋明さん。「交流をテーマにビジネスに繋がることをしたい」と会員企業に打診し、会員以外の市内外企業にも参加を呼びかけ、多種多様な業種が集まる交流会を実現した。
会場では東海大学政治経済学部経営学科の亀岡京子准教授が、「スモールビジネスのパートナーシップ」と題し講演。亀岡准教授はこの後のグループディスカッションにも参加し、各テーブルを回ってアドバイスを行っていた。
「商機」探す場に
10グループに分かれた各テーブルでは名刺交換を行った後、「日産車体の跡地活用」や「平塚に名物を作るなら」など様々なグループテーマの話し合いや、お互いの仕事についての意見交流を行った。また、提携したい業種同士が出会えるよう、「名刺交換コンシェルジュ」となった会員が間に入ることで参加者同士を積極的に引き合わせた。
コピー機関連会社の高井俊満さんは「様々な業種の方と話せてとても刺激になった。今後のビジネスの繋がりや広がりも期待できそう」と話した。東横INNの岩木すま子支配人も「平塚の東横INNが仕事を依頼しているのは地元企業だということが参加してわかった。地域の顔が見えたことでただのチェーンで終わらず、新たな広がりの可能性を探っていきたい」と、今後の展開に期待を寄せた。
当日は産業間連携を経済政策に盛り込んでいる落合克宏市長もあいさつに訪れ、「政権交代で経済に上向きの兆しが見え始めたとはいえ、地域政治や地域活性化に繋がるにはまだまだ時間がかかると思う。市でも産業活性の取り組みは行っているが、民間での業種の枠を超えた連携・取り組みに期待したい」と話していた。
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