インフルエンザ注意報 市内学校で学級閉鎖相次ぐ
全国的にインフルエンザの流行が本格化する中、市内でも感染患者が多数報告されている。
県衛生研究所によると、今月14日〜20日までの間で、県内で報告された患者数は7806人。市内では250人だった。定点当たり(1定点医療機関当たりのインフルエンザ報告数)では22・73人で注意報レベルにとどまっているが、30人を超えると警報となる。隣市の厚木市では、患者数が674人、定点当たり39・65人と、警報レベルに達しており、今後の動向に注意が必要だとしている。
市内の幼稚園や学校でもインフルエンザ等発生に伴う臨時休業の措置が取られている。市教育委員会では、今月21日から相次いで報告を受けており、29日までに27クラス(13小学校1幼稚園)が学級閉鎖、1学年(1中学校)が学年閉鎖となっている。主な症状は38度〜39度の発熱、頭痛、倦怠感、咽頭痛などで、1クラス内に10人以上の羅患者がいた学校もあった。県全体では、休校した学校もある。
県衛生研究所の年齢群別累積報告では、5〜9歳が20%、0〜4歳が19%と、14歳以下が約5割を占めており、今後も学級・学校閉鎖の増加が懸念される。
今年のウイルス型は、同研究所でも昨年から引き続いて、AH3型が最も多く検出されている。例年1月から2月にかけて流行のピークを迎えていることから、同研究所では予防を呼びかけている。インフルエンザは飛沫感染が主であるため、うがい、手洗いの励行を心掛け、感染している人の咳やくしゃみを吸い込まないよう、マスクの着用が大事。また、人が集まる場所では特に注意が必要だという。厚生労働省では、インフルエンザ等感染症に関する相談窓口を開設している。問い合わせは【電話】03・5299・3306。
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