総合公園駐車場 有料化「料金は精査中」 来年度改修へ実施設計
総合公園駐車場の有料化へ向けて駐車場改修を計画している市は、実施設計に取りかかった。11月頃を目途に出来上がる実施設計を基に、来年度の改修工事着手を目指す。有料化後の料金設定については検討中だ。
有料化は受益者負担の観点から導入する方針。公園を利用する目的以外で駐車しているケースも見受けられ、催し開催時に周辺道路で起きる渋滞の解消、公共交通の利用促進などを図ることをねらいとしている。
駐車場は常設エリアと臨時に使用する未舗装部分を合わせ公園内外に約1000台分あり、改修工事では駐車スペースを整備し、出入口にゲートを設置する。
市民や公園利用者にとって気になるのは有料化後の料金。総合公園は旧農林省果樹試験場跡地に整備された公園で、現在も敷地の約半分が国有地。駐車料金で収益を上げることはできない。有料化の趣旨に関しては国の同意を得ており、同公園課は「駐車料金は公園整備や維持管理に充てることを前提にしている。どの程度の金額が適正か精査中」と話す。料金設定を含め、実施設計と同時進行で市は改修計画をまとめ、来年度に工事をする予定。
実施設計の委託先は大日本コンサルタント(東京都豊島区)。委託料1300万円は2013年度9月補正予算に組まれ、昨年度中に実施設計を行う予定だった。土壌汚染対策法に則り、事前届け出に時間がかかったため、14年度にずれた。
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