2020年の東京オリンピック・パラリンピックでリトアニア共和国の事前キャンプ誘致を目指す平塚市が、同国の魅力を紹介する企画展を27日まで市役所1階で開いている。誘致の気運を高めようと、駐日大使館の協力で実施された。
会場ではリトアニアの観光名所や風景を空撮したパネル写真が解説付きで展示されているほか、民族衣装が描かれた顔出しパネルの体験コーナー、伝統工芸品や食料品などの販売ブースも設けられている。初日の23日には用意されたハーブティーやミートパイ「キビナイ」が完売するなど市民からの反応も上々。会場を訪れた60代女性は「熊本地震の復興が最優先ですが、キャンプの誘致と素晴らしいオリンピックに期待がふくらんだ」と話していた。
事前キャンプ誘致のきっかけは2015年11月。駐日大使が平塚市を視察したことを機に、市は誘致に乗り出した。今年1月には、オリンピックを通じて出場する国や地域と交流を図る自治体を国が登録する「ホストタウン」に選ばれた。
4月にはリトアニアのオリンピック委員が市内の施設を視察。キャンプ候補地として評価するなど誘致の期待は高まっている。今回の企画展を担当した市職員は「多くの方にお越しいただき、誘致へむけて盛り上げていければ」と話した。
リトアニアは、北欧バルト海東岸に位置し、バスケットボールや近代五種での五輪出場が有力視される。同国のキャンプ誘致には平塚市のほか、茨城県の坂東市も名乗りを挙げている。
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>