平塚警察署(鎌田耕造署長)管内にある須賀交番が3月末で役目を終え、花水台・平塚駅前・代官町の3交番と統合される。これに伴い、4月1日から車両型の移動式交番「アクティブ交番」が同署に配備され、須賀交番の周辺3カ所で交番業務を担う。
神奈川県警の独自の取り組みであるアクティブ交番は、パトカー機能を有するワンボックスタイプの乗用車を活用。署員2人が拾得物の届け出対応や住民からの相談受付などの交番業務を行う。
稼働は1日に4時間、日替わりで平塚漁港・須賀公園・平塚競輪場の3カ所に駐留する予定だ。アクティブ交番の稼働状況や市民の反応を踏まえながら、稼働時間の見直しなども随時検討していくという。
平塚署の松枝博・地域担当次長は「須賀交番は統合されるが、アクティブ交番の機動力を生かし、治安水準を逆に高めていく」としている。
交番は11カ所に
人員を効果的に再配置する「選択と集中」により多様化する犯罪に対応していくため、県警では交番の統合を全県で進めている。2019年に策定された「県警察交番等整備基本計画」に基づく措置で、20〜29年度までに県内471の交番を400カ所程度とする。
平塚署によると、須賀交番は事故や警報事案が少ない上、建物の老朽化や耐震化の必要性などを指摘する声もあった。統合により市内の交番は1減の11カ所、駐在所は9カ所となる。
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