13歳の若さで亡くなった杉山華連さんを偲ぶ、小児難病のチャリティマッチ「カレンカップ」が5月5日(水)、伊勢原市こどもスポーツ広場で開かれる。「すべての人にエールを」とコロナ禍での開催が決まった。
湘南ベルマーレの大ファンで、自身も松延少年SCでプレーした華連さん。2017年に進行性の卵巣がんを患い、余命2年を宣告される中、病魔に立ち向かった。
父の太一さん(43)は愛娘のためベルマーレと掛け合い、秋元陽太選手(当時)らが見舞いに駆けつけた。応援の輪はサッカー界に広がり、18年のロシアW杯の最中だった本田圭佑選手ら代表メンバーから激励の動画も届いた。しかし、W杯予選の途中、華連さんは天国へ旅立った。
動かなければ
華連さんの死から1年後の19年3月、太一さんや有志が小学生のサッカー大会「第1回カレンカップ」を開催した。華連さんのように小児難病と闘う子どもたちを支援するチャリティ大会として行われ、25万円を超える善意が寄せられた。
昨年はコロナ禍で中止に。今年も開催が危ぶまれたが、太一さんは開催を決断した。「華連と同じ小児病棟に入院していたお子さんが亡くなりました。コロナでご両親は最期までお見舞いに行けなかったそうです」。
「コロナ禍でも動かなければ」。太一さんの想いに賛同し市内外の6チームが手を挙げた。大久保嘉人(セレッソ大阪)やイニエスタ(ヴィッセル神戸)ら多くの現役選手からは、優勝チームに贈られるサイン入りスパイクなどが寄せられた。「華連だけでなく試練と闘っている子どもたち、そして、コロナ禍で踏ん張っているすべての人たちにエールを送る大会になれば」と太一さんは話している。
大会は午前8時30分〜午後3時30分。感染症対策を徹底し行う。急遽中止の場合もある。
問い合わせは【携帯電話】090・8515・7802(担当/秋元さん)へ。
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>