まちづくりへの思いを語る 平成23年 大磯・二宮・中井3町長 新春インタビュー
大磯町(中崎 久雄 大磯町長)
―今のお気持ちをお聞かせください
昨年11月の町長選挙では、多くの皆様のご支援をいただき、町政をお任せいただくこととなりました。町民の皆様から託された期待と責任の重さを感じ、身の引き締まる思いで新年を迎えております。
数々の歴史と豊かな自然の恩恵が受けられる土地で、次世代のために、心温まる大磯町をつくりたいという思いをますます強くしております。
―どのような町づくりをお考えでしょうか
長引く経済不況で地方自治体の財政状況は想像以上に厳しい状態となっております。今こそ、この大磯町の将来を担う子どもたちのため、町民みんなで考え、判断していかなければなりません。一方で、少子高齢化社会が急速に進む中、安心して暮らせるまちづくりのために、町民の健康増進、財政の健全化や環境保護、地域経済の発展は欠かすことの出来ない課題であります。未来に向け、希望が持てる町づくりを進めていきます。
―町民にメッセージをお願いします
町民の皆様と十分な話し合いを重ねながら、町民の目線に沿った、本当に開かれた町政を目指します。
私にとって「町民のための町政」の実現を目指す最初の年となります。町民の皆様との話し合いを十分に重ね、ともに経営する町の実現を目指します。町民の皆様からは多くの提案や時には苦言をいただくこともありますが、真摯に受け止め町政を前向きに進めていきます。
二宮町(坂本 孝也 二宮町長)
―昨年1年を振り返っての感想をお願いします
昨年11月に町長として1期目の任期を終え、引き続き2期目の町政をお預かりすることとなりました。改めて、その重責に身が引き締まる思いです。
昨年は、懸案である平塚市、大磯町との1市2町のゴミ処理広域化への復帰に向け、覚書を取り交わす段階に至りました。これもひとえに両市町の住民並びに関係各位の多大なるご理解ご協力の賜物であり、感謝申し上げますとともに、今年は広域化に関する基本協定を締結し、広域化への完全復帰を達成したいと考えております。
―2期目の抱負と重点政策をお願いします
小さな町ならではの、大きな町にはできないことがたくさんあります。町民も、職員も、町全体が「ひとつ」の家族であるような心構えでまちづくりを進めることができれば、どのような難題も解決できると思います。
今、町に最も必要なことは、町の活性化であると思います。町の活性化のためには、経済の活性化が欠かせません。何もない町ではありますが、首都圏に位置する二宮町は、海・山・川などの自然豊かな、観光資源に恵まれた町でもあります。これらを最大限に活用し、町民・職員がひとつになって、おもてなしの心に根ざした日帰り観光を推進してまいります。
―町民にメッセージをお願いします
昨年11月の町長選挙では、無投票での再選という結果をいただきました。これまでの町民の皆様のご支援に感謝申し上げます。
町政運営は、今後ますます厳しい状況が予想されますが、これまで積み重ねてきたものを形にし「二宮らしさ」という個性を失わない自立した存在感のある町をつくってまいりたいと考えております。そのためには、町民皆様のさらなるお力添えが必要となります。引き続きご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
中井町(尾上 信一 中井町長)
―今年の重点施策をお願いします
昨今の経済情勢は、円高・株安・デフレ、さらには輸出や生産高が鈍化していることなどから、依然景気回復への足踏み状態が続いております。
このような状況下、国・県においても、引き続き危機的な財政状況が続いており、本町におきましても、税収面での大幅な減収が見込まれ、極めて厳しい財政運営を強いられますが、第5次の「総合計画後期基本計画」や「行政改革大綱」の計画的な実行を行い、「定住・交流・協働」をまちづくりの視点に捉え、子育て・健康・福祉さらには環境施策に重点を置き、きめ細かく行き届いた行政運営を念頭に、住み・働き・笑顔と活力があふれる中井町の実現のために最善の努力をしてまいります。
―町民にメッセージをお願いします
昨年の町長選挙では、皆様のご信託を受け3期目の任を与えていただきました。これからの4年間、町政の舵取り役を担う最高責任者として、心新たに責任の重大さを認識し、今後も町政運営に誠心誠意取り組んでまいりますので、引き続きご支援ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
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