炎の祭典 大磯「左義長」 1月15日(土) 大磯北浜海岸
国の重要無形民俗文化財に指定されている炎の祭典大磯の左義長が1月15日(土)に開催される。左義長は正月のお飾りや縁起物などに火を入れ、セエノカミサン(道祖神)に1年間の無病息災を願う祭事。
会場となる大磯の北浜海岸には、青竹を立て、まわりに正月飾りや縁起物を高さ7~8mに積み上げられたサイト(9基)が設置される。日が沈んだ午後7時頃よりサイトに一斉に点火。暗闇に包まれていた海岸を、点火と同時に赤い炎が煌々と照らす様子は左義長ならではの光景。また、海岸では漁師が浜方と陸方にわかれて綱を引き合うヤンナゴッコもおこなわれる。
大磯の左義長は、昭和53年に神奈川県無形民俗文化財に指定されたことからこの名称が広く知れわたっているが、もともと地元ではセエトバレエ、ドンドヤキ、ダンゴヤキとも言われている。左義長という名称は明治時代後期、伊藤博文の側近によって使われ始めたという言い伝えがある。平成9年には、国の重要無形民俗文化財にも指定された。文豪島崎藤村は、大磯の勇壮な左義長に惹かれて大磯を最期の地に選んだとも言い伝えられている。
当日、大磯町観光協会では左義長を楽しんでもらおうと、大磯駅前観光案内所の前で竹竿と紅白のダンゴのセット(500円・限定300セット)を販売する。販売は午後1時30分からで売切れ次第終了。問い合わせは【電話】0463(61)3300大磯町観光協会事務局。
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