様々な人が支援 東日本大震災被災地で活動
東日本大震災の被災地に向かい、神奈川県の援助隊として活動にあたっていた足柄消防組合(中井町・南足柄市・山北町・松田町・開成町・大井町)、二宮町消防、大磯町消防の隊員は21日、現地での活動を終了しそれぞれの管轄場所へ戻った。隊員らは、被災地の想像を絶する光景の中、懸命に救助活動にあたった。
足柄消防組合は3月11日に消防隊1隊・救助隊1隊・支援隊1隊からなる10名が第1出場隊としての派遣を皮切りに、第3隊まで派遣された。また、二宮町消防と大磯町消防は2町が交互に被災地へ入る体制をとり、二宮町消防は11日〜15日と17日〜21日、大磯町消防は14日〜18日の日程で被災地に入り救援活動をおこなった。
震災後宮城県仙台市で捜索活動や救急活動にあたり、15日に帰庁した大木實足柄消防組合第1出場隊隊長は「現場は辺り一面水浸しで、廃油の臭いがする瓦礫の山。時々入る津波情報で高台に避難するなど、作業が思うように進まない状態だった。これまで見たことのない未曾有の災害の中被災しているにもかかわらず地元住民から感謝を受け言葉を失った」と現地の様子を語った。
被災地では、消防関係だけではなく、医療関係者、ガスや水道などライフライン復旧のために現地へ向かった民間の人たちなど様々な分野の人が活動している。ライフライン復旧工事のため、12日に現地へ赴き20日に帰ってきた二宮町内に住む男性の家族は被災地の状況を聞き、「現地の人たちはつらい生活を強いられている。1日でも早い復興を願う」と話していた。
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