シンクロデュエット 国体6位入賞 二宮高校の尾崎さん
第66回国民体育大会(愛称/おいでませ!山口国体)のシンクロナイズドスイミング・デュエットで、県立二宮高校(児島義明校長・生徒数874人)3年生の尾崎穂野美さん(平塚市)が6位となる好成績を収めた。国体出場は2年連続。昨年よりも順位を一つ上げ、みごと入賞を果たした。
シンクロナイズドスイミングの少年女子デュエットは9月7日に山口きらら博記念公園水泳プール(山口市)で競技が行われた。神奈川県代表の尾崎さんは県立神奈川総合高校の榎本彩香さん(3年生)とペアを組み、出場。決められた技を演技に入れる前半のテクニカルルーティンで76・667点を出し、20組中6位につけた。音楽に合わせて自由に表現する、後半のフリールーティンでは「和」をテーマにした演技を披露。フリーの得点は77・051点。合計153・718点で6位に入賞した。
尾崎さんと榎本さんは別々のクラブに所属しており、二人揃って練習に取り組んだのは大会直前の1週間。富山県での合宿からそのまま山口入りした。「大会ではとても緊張した。演技が先走らないように、練習で注意を受けたことをひとつ一つ確認しながら競技に集中した」と尾崎さん。「このペアでの出場は最初で最後」という思いも、二人の息を合わせた渾身の演技につながったようだ。
尾崎さんはスイミングスクール・アクラブ藤沢に所属。4つ違いの一番上の姉の影響で小学3年生の秋にシンクロを始めた。小学生時代からこれまでにジュニアオリンピックや日本選手権、チャレンジカップなど数々の大会に出場。高校1年の時には日本代表メンバーに選ばれ、アジアエージ選手権で活躍も。早朝4時起きで登校前にクラブへ通い、厳しい練習を乗り越えてきた。「独特の動作と、良い結果を出せた時の達成感」がシンクロの魅力と語り、「競技者を支える側に関心があり、今後は勉学にも励みたい」と意欲的だ。
尾崎さんの国体入賞を祝福する担任の三宅哲生教諭は「シャイだけれども高校生らしく好感が持てる生徒。勉強もよく頑張る。登校前の練習を毎日ずっと続け、精神的にも強くなった」と話していた。
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