大磯高生が演劇で授業 非行防止について小学生に教える
県立大磯高校(鈴木賢校長)生徒の演劇を通して小学生に非行防止を教える教室が12日、大磯小学校で実施され、同校に通う1年生の児童が参加した。
これは、神奈川県教育委員会が子どもの社会規範やコミュニケーション能力の向上を目的に今年度神奈川県警や各学校と協力し開催しているもの。万引きなどの犯罪が低年齢化していることもあり、警察官が講師として指導するより、年齢の近いお兄さんやお姉さんが教えることで印象にも残り説得力が増すとともに、高校生にも社会規範や責任感、社会性が育まれると関係者は期待を寄せている。このような教室開催は、大磯警察署管内では初めて。
講師役を務めたのは10名の大磯高校生。教室では、県警が作成した「考えようやって良いこと悪いことお店の中で」と付けられた万引き防止をテーマにした非行防止教室用の題材をベースにした劇を披露。高校生はそれぞれ子ども役、店員役、警察官役などを演じポイントごとに質疑応答を交ぜながら行われた。「お金を出し合って物を買うことはいいこと、悪いこと」など、様々な場面でやってはいけないことかどうかを児童に質問をし、児童の考えや回答に高校生は褒めたり分かるように丁寧に説明をしたりしていた。
大磯高校2年の飯田浩希さんは「テスト期間等もあり、練習時間に限りがあったため少し不安はありましたが、うまく出来たと思います。小学校1年生に分かってもらえるように言葉使いや動きなど、どうしたら良いのかみんなで相談しました。児童の反応も良かったのでほっとしています」と話した。また、大磯高校の鈴木校長は「良く出来たと思います。児童の反応も良く、伝えたいことは伝わったと思います」と話していた。
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