神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

最新の浸水予測を表示 大磯町が防災ガイドマップ作成

公開:2012年7月6日

  • X
  • LINE
  • hatena
新たな津波被害の想定や津波避難ビルなどの情報を盛り込んだ防災ガイドマップ
新たな津波被害の想定や津波避難ビルなどの情報を盛り込んだ防災ガイドマップ

 大磯町は、地震・津波・風水害などの災害から身を守るために必要な防災情報をまとめ、避難所や災害時の危険予測箇所を地図に示した防災ガイドマップを作成した。地図には神奈川県が今年3月に公表した最新の津波浸水予測が盛り込まれている。

 防災ガイドマップはA1判で両面フルカラー。折りたたむとA4サイズになる。県が見直しを図って3月に発表した津波浸水予測をもとに、慶長型地震を想定した浸水域を地図に表したのが特徴だ。平塚市との境を流れる花水川付近では、浸水の深さが建物の2階軒先まで達すると予測している。葛川河口周辺もこれと同程度の浸水が起こる危険性があり、この区域は元禄型関東地震と神縄・国府津―松田断層帯の連動地震を想定した浸水深を表示した。

 また、避難所や要援護者を収容する施設・津波避難ビル・防災倉庫・災害時に使用できる井戸の位置なども網羅。町内各地点の標高と、津波から避難する際の目安となる10mと20mの等高線も示した。災害用伝言ダイヤルの使い方や防災行政無線メールに関する情報も載せている。

 大磯町は2010年度に津波と洪水のハザードマップを作成。町危機管理対策室の担当者は「今回の防災ガイドマップは、以前の津波マップとは想定浸水域がかなり異なる」という。「特に平塚市との境に近い東部地区と大磯ロングビーチの東側は地盤が低いため、浸水の危険性が懸念される。住んでいる場所の標高がどの位か、津波発生時にはどちらの方向へどの経路をたどって避難すればよいかを予め確認しておく必要がある」と、備えを呼びかける。

 ガイドマップの情報面には地震・津波・風水害・土砂災害から身の安全を確保するための方法、いざ災害が起きた時に取るべき行動、地域における日頃の防災活動、非常持ち出し品リストなどを掲載した。作成部数1万5千部。町は6月28日に町内全戸へ配った。役場本庁舎や国府支所、町立図書館などの公共施設にも置いてある。

 危機管理対策室は「ガイドマップをしまったままにしないで時々ひっぱり出し、災害への備えについて日頃から家族で話し合ってほしい」と話している。
 

大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

アンジェが全国3位

二宮町ダンススタジオ

アンジェが全国3位

コンクールに落語で挑戦

4月26日

「盲導犬すごい」の先へ

二宮在住板嶌さん

「盲導犬すごい」の先へ

共生社会 考える機会に

4月26日

絵本で地元の魅力発信

大磯中学校

絵本で地元の魅力発信

生徒有志が図書館に寄贈

4月19日

新名物に「高麗キムチ」

大磯町

新名物に「高麗キムチ」

地名から縁広げ商品化

4月19日

大磯在住 勝倉さん世界V

障害者プロサーファー

大磯在住 勝倉さん世界V

グランドチャンピオン目指す

4月12日

コロナ経て秘仏開帳

大磯町慶覚院

コロナ経て秘仏開帳

稚児行列も実施

4月12日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook