中崎久雄大磯町長が町議会3月定例会最終日の3月15日、これまで空席だった副町長について、元県町村会事務局長の栗原匡賢(まさかた)氏(65)の選任案を提出。全員賛成で原案可決した。
栗原氏は1947年生まれ厚木市在住。名古屋大学法学部卒で1973年に神奈川県庁に入庁し、県病院事業庁病院局長などを務めた。2007年4月からは県町村会の事務局長として、各町村間の連携や地域の要望を国・県へ橋渡しする活動などに尽力した。
15日の議会本会議で中崎町長は「豊富な行政経験を大磯町でも活かしてほしい」と議案を提出。県職員としての実績や組織間の調整力、幅広い人脈などを踏まえ、適任との判断で可決された。栗原氏は2013年4月1日に就任する。
副町長は、2007年の地方自治法改正で助役に代わって置かれた役職。町長を補佐し、町の事務を監督する特別職で、町長が欠けた場合は職務を代行する。
中崎町長が就任した2010年から副町長は空席が続いていた。これまでにも候補はあがっていたが就任には至らなかった。栗原氏の就任で大磯町では「県への働きかけや、他の市町村との連携強化による大磯町の発展」を期待している。
3月定例会27議案可決
大磯町議会3月定例会では27議案を可決、4諮問を異議なしで答申して閉会した。可決した主な議案は以下の通り。
2012年度大磯町一般会計補正予算(9号・賛成多数/10号・全員賛成)2013年度大磯町一般会計歳入歳出予算(賛成多数)、大磯町新型インフルエンザ等対策本部条例(全員賛成)、大磯町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正条例(全員賛成)、大磯町下水道条例の一部改正条例(全員賛成)、大磯町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例(全員賛成)、大磯町道路構造等の基準を定める条例(賛成多数)、大磯町営住宅管理条例の一部改正条例(全員賛成)、2013年度介護保険事業特別会計歳入歳出予算(賛成多数)
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