中井っ子と思い出作り 山形県の児童が滞在
梅沢海岸で水遊びを楽しむ児童
山形県戸沢村から小学６年生10人が中井町を訪れ、７月27日から29日まで滞在した。同町の６年生と一緒に梅沢海岸で水遊びをしたり、箱根に出かけたりして夏休みの思い出を作り、友情を築いた。
戸沢村の子どもたちと引率者の一行は27日昼過ぎに同町へ到着。農村環境改善センターで歓迎セレモニーに参加した後、二宮町の梅沢海岸を訪れた。戸沢の児童も中井の子も素足になって海水に浸かり、打ち寄せる波と追いかけっこ。砂遊びや貝殻拾いをして楽しんだ。「日本海は波が荒く、海にはあまり行くことがない」という戸沢っ子は「神奈川は暑いけれど、海はすごく気持ちがいい」と笑顔を見せた。この夜は境コミュニティーセンターで児童20人が布団を並べた。
翌日は箱根へ。芦ノ湖で海賊船に乗り、生命の星・地球博物館で学習した。寄木細工の工房にも立ち寄り、寄木コースターを作る体験も。29日には町内にある医療機器・医薬品メーカーのテルモを見学した。
「またあおう会」で戸沢村の児童代表は「この３日間はとても楽しかった。ありがとうございます。１月に中井のみんなが戸沢村に来るのを待っている」と挨拶した。中井町の男子児童は「戸沢の子から話しかけてくれて、海で遊んだらすぐに仲良くなった」「僕たちが戸沢村に行く時は雪がたくさん降っていてほしいけれど、山形の人たちは雪が積もると生活するのに大変な苦労があることを教えてもらった」と話した。
戸沢村・中井町青少年ふれあい交流事業は今年で23回目。来年１月には中井の小学６年生が戸沢村に滞在し、雪国の生活と最上川下りなどを体験する。
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