全国カレンダー展 580人の笑顔で入賞 大磯の主婦が発案
大磯町の主婦が企画した、同町に住む人々の笑顔の写真で作った日めくりカレンダー「35・4センチメンタル大磯」が、第65回全国カレンダー展で銀賞と飯沢賞に選ばれた。東京や大阪で開催される同展展示会に出品されるほか、ドイツのシュツットガルト市などで行われる国際カレンダー展でも紹介される。
1日に1枚笑顔の写真を使う日めくりカレンダーを発案したのは、同町東小磯在住の上村陽子さん。町内の喫茶店で知り合った写真家の八百屋白菜さんに撮影協力を依頼し、ママ友や友人たちと力を合わせ約1カ月という短い期間で撮影を終えカレンダーを作成。撮影には町民など約580人が協力した。完成後、友人の主婦が同展を知り応募期間ギリギリのタイミングで審査に滑り込んだという。
同展は日本印刷産業連合会が主催する4大展示会の一つ。カレンダーの振興を目的に1950年から毎年開催されている。
今年は全国から714点の作品が寄せられた。同展では企業カレンダーの出品が多く、個人での応募は珍しい。昨年12月11日の審査では「今までにない珍しい発想」と高評価を得て、販売用および既製カレンダー対象の第3部門で銀賞と審査員特別賞の飯沢賞を受賞した。全3部門で合計80の入賞作品のうち、個人での受賞は上村さんのみ。「協力してくれたデザイナーの方から、権威ある展示会と教えてもらいました。とてもびっくりです」と上村さんは感想を話す。
同展の入賞・入選作品は展示会で紹介され、1月18日まで東京会場(東京銀座画廊美術館)で展示されるほか、入賞作品は1月30日まで大阪会場(平和紙業ペーパーボイス大阪)でも展示されている。さらに、入賞作品はドイツのシュツットガルト市などで開催される国際カレンダー展にも出品される。
カレンダーの問い合わせは【携帯電話】080・9083・3095または【メール】himekurip@gmail.com上村さん。
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