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漁港の食堂オープン 地産地消の一拠点に

公開:2014年5月1日

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(左から)笑顔の常盤社長、後藤組合長、落合市長
(左から)笑顔の常盤社長、後藤組合長、落合市長

 平塚漁港で水揚げされる魚を利用した飲食店兼加工場「平塚漁港の食堂」(平塚市千石河岸51─14)が4月30日、千石河岸にオープンした。平塚市漁業協同組合(後藤勇組合長=中面『人物風土記』で紹介)が経営し、(株)ロコロジ(常盤嘉三郎社長)が運営・共同開発する。

 食堂では、その日の朝に漁師が取った魚を提供。アジやサバ、シラスなどポピュラーな魚だけでなく、ソウダガツオやカタクチイワシ、シイラなどあまり消費されない「低利用魚」を調理する。

 建物は木造2階建て、建築面積39・07坪、75席。メニューには丼や揚げ物のほか、アジのひつまぶしやサバサンドなどを用意している。地産地消の観点から米や出汁、ソフトクリームなどもできる限り平塚市内で生産・販売されている食材を使用するという。

 飲食店兼加工場の建設は昨年6月に国の認定を受けた6次産業化事業(※)の一環。漁協と同社はこれまでシイラやソウダガツオの燻製などを開発。今後も加工場を拠点に販売ルートの拡大や新商品の開発を行い、地魚の消費促進に取り組んでいく。

 25日には関係者らを招いたオープニングレセプションを実施。後藤組合長は「漁業を後継者の育つ産業として盛り上げ、事業拡大をしていきたい」とあいさつ。常盤社長は「平塚市、近隣市のみなさんに日常通ってもらえるよう商品を開発していきたい」と意気込みを語った。落合克宏市長は「平塚の漁業の魅力をここから発信してもらえたら」と話していた。

 場所は国道134号線南側側道沿い(茅ヶ崎方面から大磯方面へ向かい、高浜台交差点手前30m付近から下りる)。11日までは午前11時から午後5時まで営業。※生産者(1次産業)が加工(2次)販売・流通(3次)まで一体的に取り組み、農林漁業の振興を図る事業

レセプションのようす
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