「東大跡地」でオリーブ育成 9月から暫定利用始まる
二宮町が2012年3月に東京大学との間で売買契約を締結した東京大学二宮果樹園跡地(【1】区域=4298・67平方メートル【2】区域=2万4861・09平方メートル【3】区域=8465・45平方メートル)。町では貸付(土地貸し)事業者の選定を進めていたが、【1】区域の貸付事業者が(株)ユニバーサル農場(浜田治郎代表取締役)に決定したことを8月22日に発表した。
(株)ユニバーサル農場では同町内にある自社の農場で、約10年前からオリーブの栽培をスタート。地場産オリーブオイルの商品化にも成功している。
貸付期間は2014年9月1日から19年3月31日までで、年間貸付料は5万1588円。同社では9月から12月までに除草・整地等を行い、来年3月からオリーブの苗木の植え付けを開始。将来的には各自治体や民間によるオリーブ農場の現地視察も受け入れる予定で、貸付地で育てたオリーブの木は期間終了後に自社の農場へ植え替える意向という。
【2】区域内の平らな用地約1万平方メートルは、同様に4月24日までに実施した公募型プロポーザル審査を経て、一色イーグルス(伊藤正明代表)が貸付事業者に決定済。少年野球の練習場として利用するため、土地整備を進めていく。【2】区域内の一部は消防の訓練用地として利用される方向だ。
期限を区切った暫定的な土地活用の一環として位置付けられているこの事業。町では今後、将来的な土地利用構想を模索しながら、これらの公有地を有効に利活用していくとしている。
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