県内の海水浴場水質検査の結果がまとまり、その概要が6月5日に神奈川県から発表された。県と県内6市では5月11日から18日の間の2日間、27カ所の海水浴場で検査を実施。大磯海水浴場の水質は昨年のAA判定からB判定に低下したことが分かった。
調査の実施項目は、ふん便性大腸菌群数・油膜の有無・COD(化学的酸素要求量)・透明度・腸管出血性大腸菌O157の有無で、判定基準は適(水質AA・A)、可(水質B・C)、不適の3段階で区分。今回、大磯海水浴場はCOD測定値の上昇が認められたことから茅ヶ崎市のサザンビーチちがさき、藤沢市の片瀬東浜、鎌倉市の材木座や由比ガ浜などの海水浴場とともに、昨年の適AAから可B判定へと低下した。
県内で判定が向上した海水浴場は三浦市の和田と藤沢市の辻堂の2カ所のみ。ふん便性大腸菌群数が減少したため、昨年の適Aから適AA判定へと上がった。
大磯周辺の海水浴場では小田原市の江之浦や真鶴町の岩、湯河原町の湯河原などが昨年に引き続いて適AA判定を維持。小田原市の御幸の浜は適AAから適A、平塚市の湘南ベルマーレひらつかビーチパークは適Aから可B判定へと低下させている。
腸管出血性大腸菌O157は県内全海水浴場で検出されなかったという。
なお、今夏の大磯海水浴場の開設期間は、7月5日(日)から8月30日(日)までとなっている。
※大磯海水浴場(可B)の項目ごとの検査結果…ふん便性大腸菌群数▼400個/100mL以下、油膜の有無▼常時は油膜が認められない、COD▼5mg/L以下、透明度▼1m未満〜50cm以上
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