大磯・二宮・中井版 掲載号:2015年10月23日号 エリアトップへ

大磯町郷土資料館 江戸期の古文書 初公開 大磯町内の旧家で発見

文化

掲載号:2015年10月23日号

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伊東宗兵衛家と烏山藩との間で交わされたと推測できる借金証文と解説パネル(上)。下は伊東宗兵衛家の間取り図
伊東宗兵衛家と烏山藩との間で交わされたと推測できる借金証文と解説パネル(上)。下は伊東宗兵衛家の間取り図

 大磯町内で発見された江戸時代の古文書などを展示解説し、地域の歴史をひも解いていく企画展が10月24日(土)から12月13日(日)まで、大磯町郷土資料館で開催される。期間中に展示されるのは、1999年に発見された約400点の古文書の中から江戸後期の借金証文や年貢皆済目録など。これらの古文書が公開されるのは今回が初めてという。

 「用田村 伊東宗兵衛家文書の世界〜古文書が結ぶ二つの地域〜」と題して開かれる同企画展。江戸時代に用田村(現藤沢市用田)の名主だった伊東宗兵衛家の息女と旧国府村で村長を務めた山口兵太郎は婚姻関係にあった。その子息は伊東家へ養子に入り、その後、同家の当主に。その息女は山口家に嫁ぎ、両家の姻戚関係は続いた。今回、展示される古文書は山口家で発見されたもの。用田村には伊東三家(本家と2つの分家)と呼ばれる旧家が存在していたものの、用田村があった周辺でこれらの古文書が発見された記録は残されていないという。

 同資料館に寄贈された古文書は、博物館業務に携わるボランティアサークルが2004年から、古文書の裏に和紙を貼る「裏打ち」を施して修復。12年度からは、古文書を解読する別のボランティアサークルが内容の分析を進めてきた。展示期間中は、両サークルの活動成果も合わせて紹介される。

 展示される古文書の中には、神奈川県にも飛び地として多くの領地を持っていた烏山藩(現栃木県那須烏山市)が、江戸後期に伊東家から金銭を融通してもらったと推測できる証文も。それらの古文書から伊東宗兵衛家が同藩の財政を支えていたこと、また、年貢や土地のやり取りを記した目録等からは村の中での力関係などが推察できると、同資料館の学芸員は話す。

 同資料館の開館時間は午前9時から午後5時(入館4時30分)までで、入場は無料。祝日を除く毎週月曜日と11月1日(日)・24日(火)・12月1日(火)は休館となる。

 11月8日・29日(日)午後2時から、同資料館担当学芸員による展示解説を企画展示室で実施。詳しくは【電話】0463・61・4700同資料館(大磯町西小磯446の1)。

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